MS(多発性硬化症)とともに~生きる

10代後半から多発性硬化症と付き合ってきました。 今日1日を精一杯生きる~そして明日へと繋ぐ~

40年振りの電話

LINEに自然と登録されている人に、「LINEしてますか?」と聞いてみた。相手がLINEをしてないと、いくら書き込んでも既読にならないからだ。

病院に就職したばかりの時一緒だった人に思い切って書き込んでみた。すると返事がきた。今は花粉症で大変だと書いてあった。すると、急にLINEの電話が鳴って彼女の声が聞こえた。

懐かしかった。声は変わっていない。私の声も変わっていないと言った。

彼女は30歳くらいで辞めてそれから専業主婦をしていた。

みんな仲良しで最初の5年半は生理検査をする「機能検査室」で優雅に働いていた。それでも収益は上がっていた。保険点数(診療報酬)が高かったのだ。20年もすると診療報酬が下げられて、心電図をとるのもまるでチャップリンの「モダンタイムス」のように機会に振り回されているような状態になった。

最初の5年は楽しかったねと意見が一致した。心臓外科や内科の先生たちがお茶(コーヒー)を飲みに来て、夕方になって誰からともなく言い出すとまるで金魚の糞のように連れ立って飲みに行った。女性だけで旅行したり、先生たちと山陰のきれいな海でキャンプしたり、楽しい思い出しかない。5年半後に「心臓病センター」ができると、みんなバラバラになっていった。

喋りだすときりがなく、結構近いところにいるんだから遊びにいらっしゃいよ、と言って電話を切った。

実はブロブの案内をするつもりでLINEを思い切ってしてみたのだ。それがきっかけで懐かしい人と話すことができた。ブログさん、ありがとう!     

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